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胸膜炎と胸水の関係は?

 

胸膜炎を発症すると、胸の痛みや息苦しさ、発熱などの症状がでます。
多くの場合で胸膜を構成している臓側胸膜と側壁胸膜の間に水が浸み出し、「胸水」が溜まってしまいます。

 

これを悪性胸水と呼び、約15%の患者で悪性胸水を確認できます。
胸水がたまると、肺を圧迫して呼吸困難に陥ってしまうため、胸腔ドレナージなどで胸水を体外に排出する処置が必要です。

 

胸水がない場合の胸膜炎は乾性胸膜炎、胸水があるものを湿性胸膜炎と分類しています。

 

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胸膜炎とがんの関係性

 

胸膜炎の中には、がん(悪性腫瘍)が原因となっているものがあります。
特に、肺がんは、胸膜炎を発症しやすいがんのひとつです。

 

 

がん性胸膜炎とは?

 

がん(悪性腫瘍)が原因となっているものは、「がん性胸膜炎」と呼ばれています。
肺がんのうち、腺がんというタイプで胸水が発生する確率が高くなっています。

 

炎症を起こしているため、肺炎にもなりやすく、注意が必要です。
さらに、漏れ出した胸水の中には、栄養成分であるたんぱく質も血中から漏れ出てしまうために、栄養状態が低下し、全身症状を悪化させます。

 

大量に胸水が漏れ出ることも多く、命の危険性もあるため早急な対処が必要です。

 

・肺がんが原因となる割合は38%、
・その他、乳がんが17%
・悪性リンパ腫が12%

 

となっています。

 

原因が分からないがんの場合でも、約10%で悪性胸水がおこっています。

 

 

がん性胸膜炎の治療法

 

がん性胸膜炎の治療は、胸腔ドレナージを行って胸水を排出するとともに、抗がん剤や抗悪性腫瘍剤のピシバニールを投与して、胸水の再発防止につとめます。
ただ、がん性胸膜炎の場合は、予後不良の傾向があるため、早急な対応が必要です。

 

続く咳や胸の痛みなどから、肺がんが発見されることもあるので、症状がみられた場合は、放置せずに必ず病院を受診して検査を受けるようにしましょう。

 

予後不良の患者に対しては、胸膜癒着術としてドレナージチューブ挿入し、供給カテーテルの留置が行われることもあります。
胸腔鏡下手術もあり、どの術式を選択するかは、原因と症状に合わせて選択するため、しっかりと主治医と相談することも大切です。

 

 

胸膜炎に関する記事
  1. 胸膜炎の原因や症状って?治療はどうする!?

 

 

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