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肺血栓塞栓症とは?

 

肺血栓塞栓症とは、血中にできた血栓(血液の塊)が肺動脈につまることで、血流が滞ってしまう病気です。
肺塞栓症も肺血栓塞栓症と同じ状況で引き起こされる病気ですが、肺塞栓症の場合は、血栓だけではなく、脂肪の塊や腫瘍、空気などもつまりの原因になっています。

 

このうち、肺動脈の詰まりの原因が血栓だった場合のものを「肺血栓塞栓症」とよんでいます。

 

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肺血栓塞栓症の原因は?

 

肺血栓塞栓症の原因は「血栓」です。
血液には、血液は血管内で固まらないようにする因子と出血した際などに血液を凝固させる因子の2つが存在しています。

 

通常、血管内では血液は固まらない仕組みになっていますが、血流が低下すると凝固因子が活性化されて、血栓を作ってしまうことがあります。

 

肺血栓塞栓症の原因となる血栓のほとんどは、下肢または骨盤内にできた血栓です。長期間の飛行機移動では、足を動かせずに下肢静脈の血流が停滞することで血栓ができ、肺血栓塞栓症を引き起こす要因となります。
近年では「エコノミー症候群」として問題にもなっており、長期間の飛行機移動では定期的に足を動かす、マッサージをするなどの対策が必要です。

 

他には、災害時などの車内泊や寝たきり状態、手術などで動かせる範囲が狭いなども、血栓をつくりやすくなり、肺血栓塞栓症を引き起こす原因となっています。
加齢も肺血栓塞栓症のリスク要因となっており、60代〜70代で発症率が高く、男性に比べて女性の方が発症率は高くなっています。

 

 

肺血栓塞栓症の症状

 

肺血栓塞栓症は、症状が突然訪れるのが特徴であり、「胸痛」「息切れ」「せき」などがみられます。
肺血栓塞栓症の前触れとして、足のむくみや足の痛みから始まるケースもあります。

 

中には、前触れや症状が出始める前に、呼吸困難や意識低下が起こることもあり、ショック状態に陥って心肺停止、命に関わることもあるため、血栓をつくらない対策をしておくことが重要です。

 

しかし、治療を受ければ早期発見の場合は約10〜30%の亡くなる確率にとどめることが可能です。
とはいっても、亡くなる率の高い病気のため、症状が出始めたらすぐに病院を受診して、治療を受けることが大切です。

 

肺血栓塞栓症の疑いがある場合は、呼吸器内科または循環器内科を受診しましょう。

 

 

肺血栓塞栓症を予防するには?

 

肺血栓塞栓症を予防するためには、長期間足を動かさないという状況をつくらないことです。
マッサージをする、定期的に足を動かすなどして、血流の停滞を起こさないようにしましょう。

 

病気や手術などで寝たきりの場合は、他の人にマッサージなどで動かしてもらう必要があります。
水分不足も血液粘度を高めて、血栓ができやすい状況をつくってしまうため、長期的な飛行移動や車移動の場合は、水分補給もしっかりとしておきましょう。

 

 

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