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大動脈解離とは?

 

大動脈解離とは、大動脈が裂けてしまった状態の「大動脈疾患」です。
別名:解離性大動脈瘤と呼ばれることもありますが、下肢静脈瘤のように血液中にこぶができている状態ではなく、大動脈が裂けている状態のため、早急な治療が必要となっています。

 

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大動脈解離の原因は?

 

大動脈解離の原因は、血管の傷です。
大動脈は血管の内側から順に、内膜・中膜・外膜と3層構造になっています。

 

このうち、内膜に何らかの原因で傷ができると、そこから血管が裂けはじめ、次第に亀裂が大きくなり、大動脈が縦方向に裂けてしまいます。
現在のところ、なぜ内膜に傷がついてしまうのかというのは、はっきりと解明されていませんが、原因と考えられているものはいくつかあります。

 

高血圧

前触れもなく、急に発症したものを「急性大動脈解離」といいますが、急性大動脈解離を発症した人の約70%が高血圧を患っていたことから、血管内の圧が高くなることも内膜に傷をつけてしまう原因ではないかと考えられています。

 

 

妊娠

妊娠後期から出産後にかけて妊婦さんが大動脈解離を発症しやすいことから、妊娠によって変化するホルモンが関与していると考えられています。
現在のところ、妊娠中に増えるホルモンが大動脈壁を変化させることが分かっています。

 

 

染色体異常・遺伝子疾患など

マルファン症候群、ターナー症候群、ロイス・ディーズ症候群、エーラース・ダンロス症候群などの染色体異常・遺伝子疾患や、梅毒は、血管壁がもろくなるため、大動脈解離を発症しやすくなっています。

 

 

事故などの外傷

交通事故や飛び込みなどの衝撃を受けて外傷を受けた場合、大動脈も衝撃を受けて裂けてしまうこともあります。

 

 

大動脈2尖弁

大動脈は通常3枚の弁がついていますが、先天性異常で2尖弁になることがあります。
大動脈2尖弁の場合は、通常に比べて5〜10倍の発症率となっており、リスク要因となっています。

 

 

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大動脈解離の症状

 

大動脈解離では、大動脈が裂けている部分に痛みを感じるのが特徴です。
胸痛、背中痛、腰痛が起こり、激しい痛み、突き刺すような痛みが起こります。

 

大動脈が完全に避けてしまうと、痛みはなくなりますが命を落とす危険があるため早急な治療が必要です。

 

また、急性大動脈解離の場合は、突然激しい痛みが起こり、意識消失・ショック状態に陥ってしまうケースも少なくありません。
血管が裂けた箇所から、血液が漏れてしまうため、血胸、血流障害を起こし、他の臓器にまで影響を与え、臓器が壊死してしまうこともあります。

 

亡くなる確率は発症後24時間以内で25%、1週間以内で75%と非常に高いため、症状が出たらすぐに救急車を呼び、一刻も早い処置を受けることが重要です。